- 愛
- しるし、奇跡
- 子供
- 家、家族
正解!
不正解!
愛
(116)愛、ギリシャ語では抽象名詞に冠詞がつくと「〜というもの」となる。したがって、冠詞がつくと「愛というものは」と概念的に理解できる(エレメンツp23脚注) ①愛,(相手を)大事にすること ②ἀγάπαι(複数形)愛餐( 初期の信徒たちの「愛の交わり」としての会食( ユダ12)
類語 φιλία が自然発生的な人情( 友愛の情であるのに対し ἀγάπη は主体的に積極的に尊重する愛) 特に神が愛する場合に限るわけではなく( 人間が愛する場合にも( またその対象の如何を問わずに用いられる) φιρίαとの相違は「愛する主体の態度」の相違である) 次々項の動詞 ἀγαπῶ の「類語」の項を参照せよ)
- 罪
- 王支配、王国、王
- 声、音
- 魂、自己
正解!
不正解!
王支配、王国、王
(162) ①《本来は抽象名詞》王であること、 王位、 王権、 王の統治、 王の支配。ἡ βασιλεία τοῦ θεοῦ 神の王権支配(神が王として統治する出来事)は,名詞概念としてはLXX本文には見られないが,「神が王としてあなたを統治する」βασιλεύσει σου ὁ θεός という預言者の宣言(イザ52:7)の中に動詞概念として存在する。イエスはこれをἡ βασιλεία τοῦ θεοῦ (王なる神の支配)またἡ βασιλεία τῶν οὐρανῶν(王なる天の統治)という名詞句に変えて表現された.「天」とはもちろん「神」を指すヘブライ的表現であり,「天の」は「神の」の言い換えである.後者の訳語としての「天国」は(中国語訳を踏襲)邦訳としては悲劇的にお粗末で誤解を招くものとなった。「天(神)の支配」,「王なる天がなさる統治」が妥当と思われる。ἡ βασιλεία はこのように神の行為である以上、(その統治下に「入る」という表現 εἰσελθεῖν もあるにせよ)幼な子のように「受け入れる」 マル10:15 δέξηται ものである。 ②《王の統治という原義から転用して》(王によって統治される)国,王国,マタ3:12,12:25,26,マル6:23;(集合名詞としての)国、国民、黙1:6。《①と②の意味の区別について,「支配と王国の厳密な区別は困難だが,前者が主要な観念」(岩隈)》なお神の王権支配は歴史が完結する時までは御子キリストの王権支配である;コロ1:13、1コリ15:24
- 家、家庭、家族
- マリア
- 時間、機会
- 栄光、威光
正解!
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栄光、威光
(166) ①意見,評価,評判;(この意味では新約中では常に)よい評判,評価,ほまれ,賞賛,栄誉,ヨハ12:43,ルカ14:10.②栄光,尊厳,完全さの輝き(聖書ヘブライ語「カヴォード」の訳語として);特に δόξα τῳ θεῳ「神の栄光」は神のほむべさ偉大さ,その聖・義・愛・贖罪の業などの卓越を表現する,ヨハ1:14;δόξα τῳ θεῳ「神に栄光!」は頒栄の言葉,フィリ4:20;δὸς δόξαω τῳ θεῳ「神に栄光を帰せよ(ヨハ9:24)」は「包みかくさず真実を言え―嘘をついて神をないがしろにしてはならぬ」.③(視覚的な)光輝,輝き,壮麗,ルカ2:9;この意味では至聖所の輝きを表わしたヘブライ語「シェヒナー」(旧約本文には出ない)の訳語としても使われた
- 集会、のちに教会
- 罪
- 王支配、王国、王
- 魂、自己
正解!
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集会、のちに教会
(144)εκκαλῶ 呼び出す)①集会.会衆:正規に招集された市民の議会を呼んだが,政治以外の目的で集まった会衆をも指した,使19:39。②旧約聖書(LXX)ではイスラエルの人々の集り(カハール)の訳語として使われ,集会―会衆という具体的な集合体の他に,イスラエル人の社会ないしユダヤ教会全体にも適用された。③(キリスト者の)集会,会衆,(キリストが所有者であるキリストの)教会;一箇所に集合した個人の群や地域的なキリスト者の集団,特定の町や地区の信徒の総体、またキリストに贖われてキリストに属するすべての信徒を含む普遍的教会をも指すのは,②のユダヤ的慣例を適用したもの.
類語:συναγωγή ユダヤ人の会堂,会堂での集会(に集まった人々),また会堂を中心とするユダヤ人の社会.
- 本、巻き物
- 福音、朗報
- 仕事
- 悪魔
- 姉妹(女性信徒にも使う
- 命、生活、営み
- 始まり、支配(者)
- 土、土地、地面、大地
正解!
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命、生活、営み
(135)いのち,生命,生命力,生かしている原動力,生きたものにしている根源的エネルギーを言う ①命――肉的・地上的生命を指す。肉体の中にそれを生かす神の息(創2:7)が働いていること.②命――霊的・天的生命,すなわち復活であるキリストを通して生命の源泉である神から受けて維持される命;ἡ αἰώνιος (αἰωψία ) ζωή は時間的に無限大(∞)の延長を持つ命というより,来るべき次のエオン ὁ ἐρχόμενος αἰών に属する命 「次の世に生かし続ける生命力」→ αἰώνιος の項を参照.③βίος jと大体同義に転用されて,生涯,生命のある期間,生きている間 →βίος の項を参照.
類語:βίος
- しるし、奇跡
- パウロ
- ペテロ
- イエス
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イエス
(917) (ヘブライ語(「ヤハヴェは救い」の意味の「イェホシューア」の短縮形「イェシューア」(「イェシュー」に主格男性語尾-ςを付けてギリシャ語らしく造語された) イエス(=ヨシュア),人. ①ナザレのイエス(ナザレのヨシュア);神の子であり救い主である方の人としての名;ふつう写本中では聖なる名としてICまたはIHCと短縮される. ②ヌンの子ヨシュア;イスラエルの子らの指導者としてモーセの後継者(LXXの綴り字は同じἸησοῦς),使7:45,ヘブ4:8―邦訳では普通「ヨシュア」. ③主の先祖の一人,ルカ3:29―邦訳では普通「ヨシュア」. ④ユストという別名を持つイエス,コロサイ書著作の時にパウロと共にいたキリスト者,コロ4:11. ⑤一部の写本による強盗バラバの別名「イエス」,マタ27:16,17.
- 心
- 日
- 王支配、王国、王
- 集会、のちに教会
正解!
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心
(156)①(内臓・器官としての)心臓,生命の所在と考えられた②心,人間の精神活動の主体,肉体の背後(内部)にある人間活動のエネルギーの座,人間から肉体を除いた全部を意味し,広い意味で用いる (a)人格,性格,たましい(ψυχήと大体同義),内的生命,広い意味での「こころ」,Ⅰコリ14:25,Ⅰペテ1:22;(b)感情の主体,情緒の座,感動性,感情(の状態),人間の情の面での「こころ」,英語のheartに当たる,ロマ9:2,マル12:30;(c)思考の主体,思考の座,知性,理性,思い,人間の「知」の面での「こころ」,英語のmindに当たる,ロマ1:21;(d)意志の主体,意志の座,意欲,思考を行動にうつすエネルギーの源泉,人間の「意」の面での「こころ」,英語のwill,ロマ2:5 ③すべての事物の中心または奥深い部分,奥,心(しん),深み,中,中心,マタ12:40.
- 集会、のちに教会
- 日
- マリア
- 心
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マリア
(27)マリア、あるいは不変化形のΜαριάμ音訳語 ヘブライ語 マリア(ミリアムをギリシャ語化して第1変化名詞にしたもの),マリアム, ①イエスの母マリア.②マグダラのマリア;常に「マグダラの」と付記しているが,ヨハ20:11,16は前段からの繋がりで明白と見て付記しない ③ベタニアのマルタとラザロの姉妹マリア,ルカ10:39,ヨハ12:3 ④ヤコブとヨセフ(ヨセ)の母マリア,マタ27:56;「クロパの妻マリア」-ヨハ19:25、また「ほかのマリア」-マタ27:61,同28:1も同一人かと思われる.⑤ヨハネ・マルコの母マリア,使12:12.⑥ローマのキリスト者の一人,ロマ16:6.
- 心
- 日
- マリア
- 家、家庭、家族
正解!
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家、家庭、家族
(93)οίκιαとοίκοςは異形同義語 ①家,家屋,すまい,マタ2:11 ②家,家全部,一家,世帯,家族,ヨハ4:53 ③[比喩的](a)住みか;魂 ψυχή の一時的な住まいとしての肉体 σῶμα をさして,Ⅱコリ5:1 (b)永遠の住まいとしての天をさして,ヨハ14:2.(c)財産,マコ12:40.
類語:οἰκος アッチカの法律では人の全財産をさしたのに対して οἰκία は住居(家屋)をさす語であった.詩の中では οἰκοςも家屋の意味を持つが,散文では原則としてその意味では用いられなかった.しかし新約中では(区別されている場合もあるが)大体において同義に用いられていると見てよい.
- ペテロ
- 子供
- パウロ
- イエス
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パウロ
(158)パウロ、人名 ①使徒パウロ、ローマ名の第三の部分(cogno<men)に当たる。もとの名はサウル(ヘブライ名).②行伝13:7に現われるキプロスのプロコンスル(地方総督)の名,これもローマ名の第三の部分で,はじめの二つは不明.《家柄のローマ市民は少なくとも三つの名をもっていた.順序は(第一)Praeno<men(英語first name:個人を示す名)((第二)No<men(英語second name:氏族を示す名)((第三)Cogno<men(英語third name:家系を示す名);もしローマ市民の名に,二つの名だけが書いてある時は,たいていは個人名と家系名とであって,氏族名は省略されたものである.(研究社:田中秀央「羅和辞典」)参照》
- ペテロ
- パウロ
- イエス
- 子ども
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ペテロ
(156) ペトロ,人名;もともと普通名詞の πέτρος は「石ころ」の意で,これとは対照的な πέτρα(岩盤,どっしりした岩)から離れた個々の石塊をさす.イエスがシモンに付けたアラム語のあだ名「ケファ」をギリシャ訳したもの;《もともとは「石」をも「岩盤」をも意味したアラム語の名詞「ケファ」を「教会の基礎であるキリスト信仰」として見れば(πέτρος-石ころ-ではなく)「岩盤」を意味するギリシャ語の女性名詞 πέτρα があり,これと同語幹で男子の人名に使うには(πέτρα-岩盤-ではなく)ギリシャ語の男性名詞 πέτρος があったのを利用したところに,イエスないし福音史家の機知を見ることができる.Πέτροςが固有名詞として固定したのは新約聖書以後である》.
- (+与格)信じる、信頼する、信仰する
- (+与格)見る、眺める
- (+与格)行く、来る
- (+与格)憎む
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(+与格)信じる、信頼する、信仰する
(241)(+与格)信じる、信頼する、信仰する ①信頼する,信頼を置く,信じる,信仰を持つ,信仰する,頼み切る;(a)[人格の与格と](人に)信を置く,~を信じる,~の言葉を本気で受け取る;[事物の対格また与格と]~を信じる,~を信用する;(b)[εἰς+人格の対格また ἐν(ἐπί)+人格の位格と]~を信じる;(人が人を信用してかかるとか,信頼してやる場合のように信じる本人の主体的判断の押し付けではなく) (神またキリストが求め給う全信頼を預ける形で)人格的信頼を全面的にかけて投入する,信じ込む,頼み切る,自分自身を委ねて服する;特に自分への依存や自分の行為の義への信頼を捨てて,神から与えられた義であるキリストへ信頼に全面的に切り替える.また,彼の中に信頼を置き切って委ね続ける;(c)[ἐν+事物の位格]~を;マル1:15ἐν τῳ εὐαγγερίω,福音(の内容,使信)を. ②[事物の対格と人格の与格と]~に~を委ねる,任せる,託する,委託する,信託する;[受動]委ねられる,Ⅰテモ1:11,ロマ3:2.
- 福音、朗報
- 神殿、寺院、聖地
- 顔
- 舟、小舟
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顔
(76)①人間の顔面,顔,面(つら);pro. prosw,pou sou/(ヘブライ的表現)=pro. sou/( あなたの顔の前に=あなたの前に,マタ11:10;pro,swpon pro.j pro,swpon( 顔と顔を合わせて,面と向かって,Ⅰコリ13:12.②神の顔,御顔(みかお);擬人的表現;神の臨在,神のおられる所(前),面前) ③容貌,外観,姿,様,表面,うわべ,様子;ルカ21:35,マタ16:3. ④ble,pein eivj pro,swpon( qauma,zein pro,swpon( lamba,nein pro,swpon等は,いずれも「分け隔てする,差別扱いする」という意味のヘブライ的表現 ⑤pro. prosw,pou 属格(((位置的・時間的―①の「面前」の意味以外に)~の前に;使13:24,pro. prosw,pou th/j eivso,dou auvtou/( 彼が(入って)来る前に.⑥(形を持った)本人,人,Ⅱコリ1:11.
- 安息日
- 顔
- 舟、小舟
- 神殿、寺院、聖地
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安息日
(68)安息日、(ヘブライ語シャバトのアラム語形シャバタ がまずσάββαταと音訳され,この語形を古代ギリシャの祭礼の名の多くと同じに中性複数形と見て,逆算的にσάββατονという単数形を作った.元の複数形も単数の意味で使うことができた,σάββατα,-ων,τά 位格は τοῖς σάββασιν,マタ12:1,12) ①安息日,週の第七日,今の土曜日;正確には金曜日の日没時刻から土曜日の日没時刻までの24時間;ὁδός σαββάτου, 安息日に許されている距離;労働も旅行も禁止された安息日に,町村の境から外に向かって出て行くことの可能な距離(ὁδόςの項②)――律法に距離の規定は無いが,伝承は出16:29,民35:5,ヨシ3:4を結び付けて解釈し2,000アンマ(約900メートル)とした.特別規定にわる拡大解釈では延長(例4,000アンマ,約1,800メートル)もされた. ②週間(一週間),週 ―― 安息日σάββατονが一回りする周期,;τρώτηまたはμία(τῶν)σαββάτων あるいは (του)σαββάτου 週の第一日,日曜日;「安息日に続く第一日」とも訳せる.
- 土、土地、地面、大地
- 命、生活、営み
- 声、音
- 始まり、支配(者)
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声、音
(139)音声、すべて聴覚に感じるものの総称 ①(人の)声、音声、叫び声、言葉、語調 ②(無生物の)音、楽音、ひびき,物音
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